耐候性鋼のさび安定化処理工法の総称です。
昭和41年より事業化し、社会資本の省資源・省力化に貢献してまいりました。
耐候性鋼は、ウェザーリングスチールとも呼ばれ大気中に暴露すると、当初は普通鋼と同じよう錆びますが、地鉄中の重金属(銅、クロム、リン、ニッケル等の働きにより年月の経過に伴い地鉄表面に緻密な保護性さび層が形成されます。因って以後の腐食進行が抑制され地鉄が半永久的に耐久性を持つようになります。但し、このさび層が形成するには5年以上の期間がかかり、この間さびの流出や飛散、また外観異変等、様々な問題が生じます。
これらのマイナス面をサポートするのがウェザーコートです。ウェザーコートは当社専門工場で行う“浸漬処理法”(主に建築製品)と製作会社へ出張して行う”吹付け処理法”(主に橋梁等大型構築物)があります。近年の傾向として、LCC(ライフサイクルコスト)低減化の市場ニーズで鉄骨や橋梁等の大型構造物への適用が増加しております。因みに当社の本社ビル(竣工:昭和56年)にも適用されて約23年経過し、その機能を発揮しております。
用語集
注)(*)印は日本パーカライジング株式会社の商標または登録商標です。
- ウェザーコート(*)(さび安定化処理)
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